本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

【読書感想レビュー】髙橋由太さん著「ちびねこ亭の思い出ごはん」を読みました。

スポンサーリンク

 

 

 

おはようございます。

 

1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。

 

今日ご紹介する本はこちら。

 

髙橋由太さん著「ちびねこ亭の思い出ごはん」です!

 

 

 

 

 

 

本の説明

 

俳優として注目されていた兄が、

自分をかばい交通事故で亡くなってしまいます。

 

突然のお別れに、琴子は悔いる毎日。

自分が見代わりになっていたら。

そんな悲しみを抱える琴子は、

 

思い出ごはんを食べると、

故人に再会できるという、

「ちびねこ亭」の存在を教えてもらいます。

 

そこは千葉県内房にある食堂。

 

半信半疑で訪れた琴子に起こった出来事と、

温かな奇跡とは!?

 

 

4編の連作短編集となっております。

 

 

スポンサーリンク

 

 

 

心に残った言葉

 

 

明日が永遠にあるかのように生きてしまったり、

やりたいことに挑戦できずにいます。

二度とない人生。

後悔しないように。

そう思うけれど、中々行動することの難しさを日々感じています。

 

感想

 

突然のお別れで、

何も伝えられずに兄を失ってしまった琴子。

 

ましてや、自分を守るために事故で亡くなってしまったとしたら、

立ち直れないくらいショックを受けると思います。

 

そんな傷を抱えた琴子は、

藁にも縋る思いでちびねこ亭を訪れます。

 

そこで食べた思い出ごはんは、

兄がよく作ってくれたアイナメの煮付けでした。

 

誰かと食べた思い出の料理というのは、

匂いや味、五感を使って記憶を呼び覚ますんですよね。

 

きっと誰しも、

あの人と食べた思い出の味とか、

お料理ってあると思うのです。

 

故人と会えるのは、

ごはんの湯が立つ温かいうちだけ。

 

そんな限られた時間の中、

悔いを残した人たちは聞きたかったこと、

言えなかったことを伝えあいます。

 

現実的にはありえないことですが、

私たちは、毎年お盆やお墓参り、

様々な行事を通して、

故人と心の中で対話をすることができていると思います。

 

あの人が好きだった味。

あの人と食べた料理。

 

そういうことを思い出すだけでもきっと故人は喜んでくれるのかなと、

この本を読んで思いました。

 

私の故郷でも必ず、皆と同じ料理を用意して、

お盆にお料理を置いて、

神棚に備えていたなぁと思い出します。

 

子どもの頃は、

亡くなった、ひいおじいさん、ひいおばあさんは、

来てくれているのかなと思いながらお盆や、大晦日を過ごしていました。

 

この本を読んで、

一人一人思い出のごはんがあることを感じ取ることができました。

 

ちょっぴり切なく、

でも心がほっこり温かくなる物語でした。

 

 

コーヒーが冷めないうちにと似ているなと思いました^^

 

www.genko-library.com

 

コーヒーが冷めないうちにが好きな人は好きなジャンルの本だと思います。

 

中学生からでも読める本となっていますので、

気になる方は読んでみてください(^o^)/

 

以上、髙橋由太さん著「ちびねこ亭の思い出ごはん」を読んだ感想でした。

 

 

★読書ノートについて特化した本を出版しました★

本を読んでも忘れてしまう。

そんな悩みを解決する「読書ノート」の書き方を詳しく書いた本です。

 

電子書籍にて¥300で発売中です♪

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

読んだよ~!のしるしに、ポチっと応援して頂けると更新の励みになります^^ ↓

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

スポンサーリンク