おはようございます!
落合陽一さん著書
「0才から100才まで学び続けなくてはならい時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書」(長い!!!!笑)を読みました。
この本の構成
プロローグ
人生100年時代の「新しい学び方とは」
第一章
Q&A 幼児教育から生涯教育まで
「なぜ学ばなければならないのか」
第二章
落合陽一はこう作られた
どんな教育を選び、どう進んで来たか、生成過程
第三章
学び方の実践例・「STEAM教育」時代に
身につけておくべき4つの要素
エピローグ
ライフスタイルとして楽しむ
学びか生まれるイノベーション
この本で気になったテーマをご紹介
プログラミングの早期教育は必要ですか?
落:プログラミング学習が目的化されてしまっては無意味です
読み・書き・そろばん同様、
プログラミングは必須スキルになると言われている昨今。
2020年度の教育改革で、プログラミング学習が小学生から必修になりました。
幼児を育てている私としては、このプログラミング学習が必修になるという点が、
以前から気になるところでした。
私はプログラミングの知識が0に近いです。
今こうやってブログを書くようになってからこそ言えることですが、
HTMLやCSSが何となくどのような役割をしているかを身をもって経験しているところですが、まだまだ入口の段階です。
落合陽一さんは言います。
プログラミングのスタートが早い人より、数学ができる人が有利
がーん、私数学も出来ないんですけど(;・∀・)
落:プログラミングの早期教育が、その後のプログラミングのスキルを生かしていく技能にどのくらい影響するのかといえば、それほど大きな因果関係はないと僕は経験上思っています。
ちまたでは早々に幼児向けのプログラミングスクールや、
ワークショップが行われていることを私も薄々感じています。
英語と同じで早期教育の意味はあるのか?
と感じているところでした。
落:プログラミングの根本にあるのは「計算コスト」や「論理」や「計算手法」についての「数学」の考え方です。
プログラミングの得手不得手に関していえば、早く始めた人よりも、数学ができる人のほうが有利になります。
何行書けるかよりも、何行書くことを減らせるかが重要の世界だからです。
何ということでしょう!
プログラミングの世界もいかに短く削るか、少数精鋭が重要だったとは驚きです。
落:プログラミングの技術は、常に新しいものが登場していて、それは初学者が習得にかかる時間を上回る速度で更新されています。
今さしあたって使う機会がないのに一生懸命プログラムの言語や手法を覚えても、その手法は数年後には通用しなくなっているかもしれません。
プログラムによる表現を根底で支える数学や、物理、あるいは、審美眼を養うためのアートといった普遍的な学問のほうに力を入れて学んだほうがよいかもしれません。
プログラミングは今後あらゆる分野で求められるスキルの一つであり、コードもある程度は知っていおいたほうがよいでしょう。
しかし、プログラミングはあくまでツールであることを忘れてはいけません。
読み・書き・そろばん同様、それ自体が目的化してしまっては意味がないのです。
プログラミングが出来るが目的ではなく、
その根底を支える普遍的な学問に力を入れる。
これは親として今後重要なアドバイスをいただいたと思います。
色々と早期教育が叫ばれている現在、
親としては言われた通り乗っかるのではなく、
本質は何か?
目的は何か?
を考えたうえで子どもにも教える必要があると思いました。
子どもを持つ親としての学び方、
これから訪れる100年時代、自分自身もこれからどう生きるか、
その為に学び続けるための戦略として、
学び多い本でした。
同世代の落合陽一さん、多方面で活躍されています。
今後も注目の一人です。
気になる方は是非ご一読を!!
引用文は全て、落合陽一著書「ゼロヒャク教科書」(小学館)より引用
最後まで読んでいただきありがとうございました。