おはようございます!
前田裕二さん著「メモの魔力」を読みました。
私はAmazonで予約をしていたので、発売日に読むことができました。
では早速いってみましょう。
前田さんの幼少期
前田さんは小学生の頃に両親を失い、
ギターの弾き語りの路上ライブで生計を立てていたそうです。
これを知って、私は前田さんの本を読むのが初めてだったので衝撃的でした。
なんて生い立ちなんだと。(;_:)
そして前田さんは、
路上ライブをする中で、
「どうすればお客さんが集まるのか」
「どうすればリピーターにできるのか」
「どうすればお客さんがお金を払ってくれるのか」
という仮説を小さなノートにいちいちメモして、いわゆる「PDCA」を繰り返していたそうです。
当時はこれが「PDCA」だと自覚していなかったそうです。
その後も、勉強や就活、社会人になり起業してからも、
ずっとメモを相棒にして人生の難問をクリアしてきたと。
小学生から「どうすれば?」を考える前田少年。
もうこの時点で、何も考えずに生きてきた私とは格が違います。
でもきっとそれは、両親を失い、
普通の家庭とは違う環境下で育った故の思考だったのかもしれません。
きっと計り知れない苦悩や悲しみがあったことでしょう。
この本はそんな前田さんのメモへの思いが溢れた本です。
ただのメモの本じゃなかった!!
書くことの効用や記録系の本はたくさんあります。
けれどこの本はそれらの本とは違い、
前田さんが実践してきたメモの力が惜しみなく書かれています。
こんなに公開していいんですか?
というほど、全てをさらけ出しています。
真似しないはもったいない!!
前田さんが実践している最強のフレームワーク
「ファクト→抽象化→転用」
この本のキーポイントと言っても過言ではありません。
①インプットをした「ファクト」をもとに、
②気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、
③自らのアクションに「転用」する。
この三つに尽きると前田さんは言います。
①ファクトとはどこかで見聞きした、客観的な事実。
何か自分の琴線に触れたものの現象自体もファクトです。
②ファクトを見つめて、そこで書かれている具体的な内容を「抽象化」します。
③抽象化した気づきを別の何かに適用して実際に行動を変えるために「転用」の要素を書きます。
大事なのでもう一度
「ファクト→抽象化→転用」です。
これをこの本の感想に当てはめると。
ファクト
両親を亡くし、前田少年は「兄を喜ばせるために」勉強をしようと思った。
この箇所に心打たれた。
抽象化
なぜそう思ったか?
・私なら環境のせい(両親を亡くした、貧乏)にして、勉強をせずそのまま腐ってしまいそうだ。
・私が死んで、自分の子ども娘と息子ならどうするだろうか?
・子ども2人を残して亡くなってしまった両親を思うと不憫でならない。
転用
子どもに何でも与える環境というのは逆によくないのではないか?
↓
ないものがあるからこそ、そこから這い上がる力になるのではないか?
↓
逆に恵まれすぎると何かかがすり減るのかもしれない(思考、時間、創造性)
↓
子供に与えすぎはよくない(おもちゃ、教育)今あるものでも楽しめる創造性を身に着けるために与えすぎを控えよう。
前田さんにとってのメモとは
僕にとってメモとは、生き方そのものです。
メモによって世界を知り、アイデアが生まれる。
メモによって自分を知り、人生のコンパスを持つ。
メモによって夢を持ち、熱が生まれる。
その熱は確実に自らを動かし、
人を動かし、そして人生を、世界を大きく動かします。
この本は前田さんの熱が伝わる本でした。
前田さんの生き方がたくさんつまっています。
だからこそ、今世間が注目する経営者に登りつめたことも納得できました。
この本を読んできっと多くの人がメモを実践してみようと思うはずです。
しかし、これを1年後実行できている人はほんの数%くらいでしょう。
けれどこれを実践できれば確実に自分の世界が変わることでしょう。
きっとこの本を読み終わった人はメモとペンをとりたくなるはず。
年末に素晴らしい本に出会えて感謝です。
2019年はペンとノートと共に自分の世界を変えてみるのはどうでしょうか?
前田さんもモレスキンを使っているということで嬉しくなりました。
それくらいモレスキンノートは思考するノートなんです。
私もこのモレスキンに読書ノートとして活用することによって人生が変わりました。
この本の影響でモレスキンも品薄になりそうな予感です。
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引用文は全て前田裕二さん著書「メモの魔力」より引用
以上、前田裕二さん著「メモの魔力」の紹介でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。