おはようございます。
川口俊和さん著「コーヒーが冷めないうちに」の紹介です。
こちらの本は2年前、インスタでたくさん見かけた本でして、
当時私も何度も書店で買おうか買わないか迷いながら結局買わず、
去年図書館で予約をして忘れた頃に順番が来たという本です。
忘れたころにやってくるというね。
この本を読む前に、続編の「この嘘がばれないうちに」から読んでしまいました!!
どちらから読んでも楽しめますが、「コーヒーが冷めないうちに」→「この嘘がばれないうちに」
の順で読むことをおススメします。
この本の簡単な内容
お願いします、
あの日に戻らせてください。
「ここに来れば、過去に戻れるって、ほんとうですか?」
不思議なうわさのある喫茶店フニクリフニクラを訪れた4人の女性たちが紡ぐ、
家族と、愛と、後悔の物語。
「過去に戻れるのはこの喫茶店の"ある席に"に座った時だけなんですが・・・」
この本を読んで
過去に戻っても現実は変えることはできません。
けれど、それでも過去に戻る4人の女性達。
現実世界に戻った時、彼女たちを変えたのは「こころ」でした。
あの時言えなかった言葉、聞けなかった思い、
それを達成することによって変わっていく女性達。
現実の世界では過去に戻るなんてありえないんですが、そこは本の世界。
じゃぁ過去に戻りたいと思うくらいなら、
現実の世界を精一杯後悔のないように生きるしかないですよね。
分かっていても、後悔する選択をしてしまうのが、人間なんですよねー。
どの物語も読みやすく、自分だったら?と重ねながら読みました。
個人的に第二話の「夫婦」がよかったです。
歳を重ね、経験を積んでいくと、今までは自分の立場とは遠い話だったことが、
自分の経験と重ねて小説の話を読めるようになってきました。
歳を重ねれば重ねるほど、いろいろな物語に自分を重ねられるというわけです。
今回の小説の中でも、
私が母親になったことで分かる気持ちを重ねて読むことができました。
こちらの本は映画化もされていますよね。
映画館で見てみたいなーと思いつつタイミングを逃してしまいました。
やはり、本も映画も熱があるうちに読む、
見るがいいと思いましたが、タイミングありますからね。
コーヒー飲めないけれど、喫茶店も好きです。
コーヒーの香りが漂ってくるこちらの小説。
喫茶店なんかでゆっくり読むのにもいい小説かもしれません。
引用文は全て川口俊和さん著書「コーヒーが冷めないうちに」(サンマーク出版)より引用
最後まで読んでいただきありがとうございました。