本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

【読書感想レビュー】私たちは世界と繋がっていることを実感した。逢坂冬馬さん著「ブレイクショットの軌跡」を読みました。

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おはようございます。

 

1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。

 

今日ご紹介する本はこちら。

逢坂冬馬さん著「ブレイクショットの軌跡」です!!

 

 

この本を読んだきっかけ

Xでホビヲさんが呟いているのをきっかけに興味が沸き読みました。

(ご紹介ありがとうございます(^^)/)

 

というのも、作中にリベ大を彷彿させる描写があるとか??

 

長年リベ大の視聴者でもあり、

一時期リベシティの会員でもあったワタクシ。

これは読んでみたいということで、

前情報なしに読んでみることに。

 

早速電子書籍でダウンロード。

 

600ページ超え。

実物はきっと分厚いはずです。

 

逢坂冬馬さんの本を読むのはこれで2冊目ですが、

「同志少女よ、敵を撃て」もかなり分厚い本でした。

こちらもとってもおススメです↓

 

www.genko-library.com

 

 

あらすじ

 

自動車期間工の本田昴が、

SUV「ブレイクショット」のボトルを車体内部に落とすのを目撃した場面から物語は始まります。

 

SUV車とは、多様な用途に対応できる車だそうです。

イメージは四輪駆動車かなと思います。

 

様々な登場人物が登場し交差していきます。

 

投資会社の経営陣だったり、

その経営陣の息子、

車の偽装修理の板金工やその息子、

悪徳不動産会社の社員、

お金に関するYouTuber、

SNSを巡る宗教差別の炎上、

アフリカにいる少年、

 

話があちこち飛び、

一見繋がりが見えないように感じますが、

 

ブレイクショットを所有した人たちに、

次々と災難が起こるのです。

 

この一見繋がりがないように見える人たちが、

終盤読みえる頃には、

きれいな多角体となってきれいにまとまるのです。

 

読んだ感想

 

ん、これ、どこかで聞いたことがある出来事だな?

そんな内容が詳しく書かれており、

あのニュースはこういうことだったのね。

と、物語以外にも勉強になりました。

 

中でも有名YouTuberの話には、

言語化すると、

確かに言っていることはそうかもしれないと納得でした。

 

私も虚構を楽しみ、

エンタメとして楽しみ、

鼓舞されることを楽しんでいたのかもしれません。

 

これを両学長が読んだらどんな感想を持つのかな?

でも、あくまで物語なので、そこはしっかり理解してくれるのではないでしょうか。

 

本当の学長は毎日真摯に発信していて、

継続力を尊敬しています。

 

ビリヤードの最初の一撃のブレイクショットと、

車のブレイクショットを掛け合わせていることもそうだし、

世の中の出来事や繋がりを俯瞰的に見れる、

鮮やかな小説でした。

 

伏線回収が好きな人は楽しめると思います。

 

車、経済、不動産、投資、サッカー、SNS、アフリカの紛争地、

LGBTなどなど盛りだくさんの内容で飽きることなく読めました。

 

興味ある方は是非読んでみてください。

 

心に残った言葉

 

この本を読んで心に残った言葉を残しておきたいと思います。

 

受講生たちは、講義を受けることでお金持ちになれる。

と本気で思っているとは限らず、

そう振る舞うことで得られる高揚感を享受していた。

 

受講するだけではお金持ちにはなれません。

私も高揚感を享受していたのかなと考えさせられる文章でした。

 

分かりやすい。

確かにその感想は変わらない。

だが、 世の中にある情報ってそんなに「分かりやすく」できるものなんだろうか。

ひょっとして僕やこのコメント欄の人たち、

世の中の多くの人たちは、

いつも複雑な世界を過剰に分かりやすくしてくれる「誰か」を求めていて、

その「誰か」の一人がジョー先生なのではないか。

 

世の中にあふれるニュースやSNSって、

「分かりやすく」を求めているのかもしれない。

忙しすぎて、情報過多で、

要約を求める風潮ですよね。

何となく府に落ちた文章でした。

 

以上、逢坂冬馬さん著「ブレイクショットの軌跡」を読んだ感想でした。

 

 

 

読んだ方の感想をお待ちしています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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★過去に読んだ逢坂冬馬さん作品はこちら★

 

 

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