本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

【読書感想レビュー】小川糸さん著「洋食小川」を読みました。

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一冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。

 

今日ご紹介する本はこちら。

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小川糸さん著『洋食小川』です。

 

 

 

 

「洋食小川」の本の内容

 

寒い日には体と心まで温まるじゃがいもと鱈のグラタン、

春になったら芹やクレソンのしゃぶしゃぶを。

 

石垣島から届いたパイナップルでタルトを焼いたり、ペンギンの仕事場にトンカツの出前をすることも。

 

一人の夜には、スパイスを煮込んだホットワインを楽しむ。

大切な人、そして自分のために、洋食小川は大忙し。

台所での日々を綴ったエッセイ。

 

 

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「洋食小川」の本を読んでの感想

 

ほっこりしたい時に手を伸ばしたくなるのが小川糸さんのエッセイだ。

私は色んな本を乱読する。

 

ビジネス書、自己啓発、育児書、小説、エッセイと様々なことに興味があるので、

様々な本を読む。

けれど行きつく先は小説やエッセイだ。

 

エッセイを読むと人間の欲をそぎ落とされるような感覚になる。

 

正に小川糸さんのエッセイはそんな感じ。

私にとっての浄化剤だ。

 

今回もページをめくるたびに、私を本来の人間に戻してくれる。

 

そんな感覚に陥った。

 

今回のこの本では、

愛犬の「ゆりね」ちゃんがたくさん登場する。

 

私は犬を今まで一度も飼ったことがないので、

犬を飼うってどんな気持ちなんだろう。

そんな風に想像した。

 

読んでいくうちにいつのまにか私も「ゆりね」ちゃんが愛しい存在になっていく。

 

小川糸さんお馴染みのベルリンでの短期生活。

今回はなんと「ゆりね」ちゃんも初ベルリン。

 

飛行機ですやすや寝る「ゆりね」ちゃん。

 

ベルリンと日本の犬に対するマナーが違うことも知った。

 

そして所々共感する文章の数々なのだ。

 

P30~

 

私が目指すのは、すき間。

時間にも、空間にも、人間関係にも、すき間を作ることで、

気持ちにゆとりができる。

ふつうに暮らしていたら物は増える一方だから、意識して、減らす努力を。

そして、それよりも前に、要らない物は、手にしない、家に入れない、人生に加えない、そういった意識が必要なのかもしれない。

 

死ぬ時は、台所に鍋ひとつ、旅行鞄ひとつくらいが理想的だと思っている。

 

 

小川さんの別のエッセイを読むと分かる。

 

 

www.genko-library.com

 

小川さんは気に入ったものだけと暮らしている人なのだ。

 

ベルリンでの様子や、

おいしそうな料理の数々、その時々の機微が綴られた小川糸さんのエッセイ。

 

きっとデジタルにまみれることなく、時間をいとおしむ生活をしているんだろうなという雰囲気が文章からにじみでる小川さんのエッセイ。

 

長く生きているといろんなことがある。

楽しいこと、嬉しいこと、悲しいこと。

 

そんなことも文章にしてしまうとどうしてもこんなにも綺麗なんだろう。

 

今回もこのエッセイを読んで、心がホッと温まるのでした。

うん、やっぱり小川糸さんのエッセイが私は大好きなのだ。

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引用文は全て小川糸さん著書「洋食小川」(幻冬舎)より

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

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