1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
寺地はるなさん著「今日のハチミツ、あしたの私」です!!
「今日のハチミツ、あしたの私」の本のあらすじ
碧は「明日なんて来なければいい」
そんな毎日を送っていた。
ある日女の人と出会った。
蜂蜜をひと匙もらって舐めた。
「蜂蜜をもうひと匙足せば、たぶん明日は今日より良くなるから」
その日から碧の人生が変わった。
蜂蜜が繋ぐ人達と縁を作りながら。
装丁は、またまた「西淑」さんです!!!
優しい絵に癒されます。
先日読んだ本も西淑さん装丁の本です。
西淑さんが装丁を手掛けている小説は大体心が温まる系の物語なので、
安心して読めるのです。
しつこいかもしれませんが、最近は癒されブームの為、
読む本も自然と西淑さんが手掛けている本を検索してしまったのでした。
「今日のハチミツ、あしたの私」の本を読んで心に残った言葉
P142~
「食べものが身体をつくるのはあたりまえだけど、
それだけじゃなくて。
誰かと一緒にご飯を食べて楽しかったとかおいしかったとか、
そういう記憶ってずっと残るもん。
なくならないよ。
記憶が残るなら、それはご飯も残ってるってことだよ」
これは、碧と黒江の娘「朝花」との会話だ。
手のこんだ料理を作ってくれた碧に対して、
朝花が、
なんでこんな手をかけてご飯を作るの?
私なら手を抜く。
どうせ食べたらなくなるし。
それに対しての碧の返答だ。
朝花も気持ちも碧のいい分も凄く分かるような気がした。
自分の経験
時間をかけて作ったご飯ほど、あっと言う間に無くなり、
何だか虚しい気持ちになったことは私もある。
作っては食べて、作っては食べての繰り返しの毎日だ。
手をかけず、パッと作って楽したい。そんな時もある。
けれども、ご飯の記憶はなくならない。
あの時、あの場面で、あの人と食べたご飯。
子どもの頃のあの風景。
ちゃんと自分の記憶に残っているんだなぁって実感した。
これからしたいこと
この本を読むと蜂蜜を食べたくなる。
愛情をもって作られた蜂蜜だ。
蜂蜜って凄く栄養がある食材だったことを思い出した。
自然が作り出す、甘い蜜。
蜜蜂って凄いなぁってつくづく感心した。
蜂蜜は東京のビルでも出来る。
蜜蜂の順応さを見習わなければならない。
碧も蜜蜂のように知らない土地で順応して人間関係を切り拓いていった。
私も見習いたい。
生きている限りいろんなことが変化する。
順応していかなければいけない。
そんなことを教えてもらった小説だった。
私も家族の記憶に残るご飯を作れているだろうか。
記憶に残るご飯を作れたら、そう思った。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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