おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
「春の嵐」の本のあらすじ
音楽好きでひたむきな青年主人公「クーン」。
若い頃、無茶をしてしまい、
大けがをし、足に障害を抱えてしまいます。
その後も音楽の道を選び、地道に努力を重ねます。
友情、恋、親や先生との関わりによって、成長していく主人公「クーン」
人間の幸福とは何か?
愛と芸術の喜び、苦しみが詰まった一冊です。
youtubeにて、
視聴者さんに教えてもらった一冊です^^
長年読み継がれている名作を読むことができてよかったです!!
ヘッセ、名前だけは聞いたことがありましたが、初めて読む作家さんでした。
こうやって、おススメを教えてもらって、読んでみようと思い読む。
これもまた本との出会いはつくづく偶然だなぁと思うのでありました。
「春の嵐」を読んで心に残った言葉
P166~
「若いものたちは、自己中心主義と独立へのあこがれから、
そのねがいがかなえられないと、いのちをなげすてるようになる。
しかし、自分のいのちが、ほかのいのちとむすびついているのをしっている人間は、
自分の欲望のためにそんなばかなことはしなくるんだ」
これはクーンが父との会話の中でクーン自身が心に残った言葉でした。
死にかけている父のそばで、かつてクリスマスの日に交わした言葉を思い出すシーンです。
何かの本でも読んだことがあります。
悩んでしまうのは、内に内にベクトルが向いているから。
自分のことばかり考えるのではなく、
もっと外、他人のことを考えていれば、悩みもなくなると。
こういう現象は若い人ほど多いみたいです。
確かに、私も子どもを産んでからは特に、今死にたくない。
なんとしても子どもたちが自立するまでは生きなくちゃ。
そんな思いが強いです。
「春の嵐」を読んだ感想
どの時代もどの国の人たちも悩んでいることは同じなんだなぁと思い、
古さを感じない内容でした。
淡々と物語が進むのですが、
途中からページがめくる手が止まらなくなるほど物語にひきこまれました。
一途な愛、すれ違う想い、
芸術の喜びと苦しみ、
友情、家族。
人間が必ず悩むこと、幸福とは何か?
そんなことを語りかけてくれる一冊でした。
オペラが盛んだった当時の風景を思い浮かべながら、
芸術と愛の美しさと、苦しみの両方を味わうことができました。
クーンが内へ内へ向かうのではなく、
周囲の人に目を向けつつ、自分自身もまた葛藤しながらも成長していく様子がよかったです。
長年読み継がれている名作を今回読む事ができてよかったです。
以上、ヘルマンヘッセ著書「春の嵐」を読んだ感想でした。
★過去に読んだ古典★
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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